基礎知識の勉強お疲れさまでした。
株などの金融商品を売買するには、証券会社に口座を開設する必要があります。
ここでは、口座開設に伴い知っておきたい知識を勉強しましょう!
株の買い方
そもそも株ってどこで買うの?
『どうぶつの森』ではイノシシのカブリバさんが、『かぶ』を背負って村まで売りにきてくれますよね。
現実にこのような人がいたら要注意です。
STOP!投資詐欺。
では『株』を売買するにはどうしたらいいのでしょう。
株を買う
私達個人投資家は、株や債権を『証券会社』を通して売買することが出来ます。
証券会社とは
証券会社とは、市場(しじょう)に上場(じょうじょう)した会社の株式など、金融商品の売買を仲介する役割を担ってくれています。
証券会社は、対面型証券会社とネット証券会社に区別されます。
ここでは主にネット証券会社について紹介していきます。
- 手数料が安い
- スマホひとつで売買可能
- 営業トークがない
- 役に立つ情報をたくさんもらえる
一昔前は証券会社の前で株価の推移を確認している人もいましたが、今ではネット証券が主流となっています。
いずれにせよ、初心者の方でもネット証券会社に口座を持つ方がメリットが多い時代となりました。
市場(しじょう)とは
野菜の売り買いを行うのは市場(いちば)ですが、株式の売り買いをするところを市場(しじょう)と言います。
つまり、市場 = 証券取引所 ということになります。
現在の日本には、東京、札幌、名古屋、福岡の4つの証券取引所があります。
中でも東京証券取引所は市場規模が大きく、全国の会社が上場しています。
この市場で株の売買ができるようになることを『上場(じょうじょう)』と言います。
日本の株式会社は全体で約107万6000社程度ありますが、東京証券取引所に上場している会社は3746社しかありません。
株式市場に上場できる企業は、社会的信用を集めた一部の企業だけなんです!
2022/4からは東証の主要4市場が再編され、『プライム市場』、『スタンダート市場』、『グロース市場』の新市場区分に分類されることが計画されています。
個人投資家は証券会社を通じて、金融商品の取引ができる
オススメ!証券会社
ここまでで、投資をするには証券会社に口座を開設する必要があることを理解いただけたと思います。
しかし、日本には約260社の証券会社が存在します。
どこの証券会社に口座を開こう・・・
証券会社を選ぶポイントとおすすめの証券会社を紹介するね!
- インターネット上で取引できる
- 株式の取り扱い銘柄数が多い
- 手数料が安い
- ツールが使いやすい
⇒各社株式を売買するツールを取り揃えています。中には売買に約立つ情報を配信している会社も!
迷ったらここ!
ネット証券が主流となり、復数の会社がサービスを展開しています。
迷っているならこの2社に口座を開設すれば間違ありません!
- 楽天証券
- SBI証券
実際にぼくも使っているよ!
この2社は売買手数料が業界最安値クラスであり、取り扱い銘柄数も業界最多クラスです。
また投資信託の売買手数料は対象のものであれば無料です。
※信託報酬(資産を運用するための手数料)は無料ではありません。商品によって変わります。(年利0.01%〜数%)
NISA、積立NISAも対応しており節税対策もしっかり出来ます。
その他のポイントをチェック!
楽天証券
①楽天カード決済で投信積立!
月5万円まで楽天カード決済で好きな投資信託を積立可能!
もちろん楽天ポイントもget!(100円=1ポイント、5万円=500ポイント)
楽天ポイント決済することも出来ます。
②SPUポイント+1倍
楽天経済圏でポイントを貯めている人は必見!
楽天市場での買い物をした時のポイントが+1倍されます。
しかし、特定の条件があるため注意。
※特定の条件
楽天ポイントを使って投資信託を月1回500円以上購入
楽天ポイントコースを選択し設定
③使いやすい売買ツールを無料で使用可能
PC版ソフトウェア:MARKET SPEEDⅡ
スマホ版アプリ:iSPEED
上記2つのツールをダウンロードすることで、無料で使用可能です。
簡単に株式やFX等様々な金融商品の売買が可能です。
④経済情報データベース『日経テレコン』が無料で閲覧可能
スマホアプリiSPEEDで日経テレコンを無料で閲覧刷ることができます。
日経テレコンは通常有料な情報データサービスで日本経済新聞社が提供しています。
経済の情報を得ることができ、有利に投資をすることができます。
SBI証券
①信託報酬最安値投信!SBI V シリーズが購入可能
SBI Vシリーズとは現時点で運用コストが最安値である投資信託です。
『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』『SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド』が準備され、超低コストで米国株の積立てが可能です。
詳しくはこちら!
②Tポイント、Pontaポイントが貯まる!クレカ利用でVポイントも二重取り!
SBI証券では投資信託や株式などの商品の取引でTポイントまたはPontaポイントが付与されます。
また、投資信託の保有残高に応じたポイントも付与され、長期投資との相性は抜群と言えます。
さらに、楽天証券と同様に三井住友カードで投資信託の購入もできVポイントが貯まります!
ポイントの二重取りも出来ちゃうんだね!!
詳しくはこちらから!
③米国株式専用アプリで管理がらくらく♪
SBI証券も楽天証券同様に株の優秀な株式の取引アプリが準備されています。スマホ1台で簡単に株式やETFの売買が可能です。
特筆すべきは、国内株式取引アプリと米国株式取引アプリが別になっているところ!円建ての保有資産とドル建ての保有資産がわかりやすく分けて管理する事ができます。
ここで紹介したピックアップポイント以外にも『楽天証券』『SBI証券』には様々なお得な制度があります。この2社に口座を開設することで損なく投資の世界に入ることができます!
また、楽天証券であれば楽天銀行、SBI証券であれば住信SBIネット銀行と連携することで、証券口座への資金移動をより簡潔に行うことが出来ます。また、これらのネット銀行は預金金利が0.01%と大手銀行と比較し10倍もの金利が付きます。この機会に同時に開設する検討をしてもいいでしょう。
※大手銀行普通口座預金金利・・・0.001%(10万円を1年預けると1円もらえる)
少額で取引?1株から売買可能な証券会社
株式の売買は1単元毎の取引となり、日本の株式市場では通常1単元=100株とされています。
日本市場の株式は1株あたり数十円〜数万円まで様々であり、1株1000円の株式を購入するとしても×100株分の10万円の資金が無いと購入することができません。
10万円・・・そんな大金、1社に投資できないよ
そんな方に必見!
1株から売買できる証券会社があるよ
これなら1000円の株式も気軽に購入出来るね!
単元未満株(1単元未満の株式)を売買出来る証券会社の代表として以下が挙げられます。
- SBIネオモバイル証券
- LINE証券
- PayPay証券
・・・
こうした証券会社を利用することで、少額からの株式投資を行うことができます。
復数の会社の株式に分散投資することも容易にできてしまうんです!
ただし、デメリットもあります。
単元未満株を取り扱う証券会社のデメリット
- 取り扱い銘柄数が少ない
- 株主優待が貰えない
- 値上がりしても利益が少ない
- 手数料が割り高になりやすい
とは言っても、代表的な各社は従来の証券会社と比べても同等レベルまで下がってきた。オトクなプランを用意している証券会社もあるため、投資スタイルに合わせて証券会社を選ぼう!
これらのデメリットを鑑みても、初心者としてはリスクも低減させることができ、何よりお小遣いの中から資金を捻出できるレベルでメリットの方が大きいでしょう。
日々の節約したお金やMiles等のお小遣いアプリで浮いた資金を運用してみてはいかがでしょう。
口座を開設しよう
証券会社を決めたら早速口座を開設しましょう!
口座開設は各社HPに詳しい手順が載っていますが、ここでは口座を開設するに当たって初心者が躓きやすいワードを解説します。
口座開設知っておきたいキーワード
・インサイダー取引
証券口座を開設するに当たって、自分の勤務先や関係会社を問われます。
これはインサイダー取引を防止するためです。
インサイダー取引とは、上場会社の社員が自らの立場上知り得た未公表の情報をもとに投資を行い自己の利益を得ることです。
インサイダー取引は金融商品取引法第166条で禁止されており、違反していると判断された場合は罰則を科せられる可能性があります。
いつの間にか法令違反をしていたということが無いよう、しっかりと申告を行いましょう。
・特定口座
投資のような『お金のはなし』と切り離す事ができないのが『税金』です。
証券会社に口座を開く時、以下3つの種類のどの口座を開設するか問われます。
・一般口座
・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
ここでは『特定口座(源泉徴収あり)』を選択することで、投資によって得た利益に対する税金を勝手に処理してくれます。
その他口座を選択すると、売買履歴をもとに『確定申告』をして税金を納める必要があります。
『一般口座』では、損益計算を自身で行い確定申告を行います。『特定口座(源泉徴収なし)』では証券会社が作成してくれる年間取引報告書を元に確定申告を行います。
特別な状況出ない限り、『特定口座(源泉徴収あり)』を選択することをオススメします。
・NISA口座
NISA口座についてはStep2をみてね!
積立NISA口座、NISA口座は一人1口座しか持つことができません。
株式投資にかかる税金を非課税に出来るすばらしい制度なので、どこの証券会社に開設するか考えて積極的に活用しよう!
ぼくは長期投資用に開設したSBI証券で『積立NISA口座』を選んだよ!
入出金はインターネットバンキング口座がオススメ!
証券口座への入金は対応する銀行口座から行うことで、ワンクリックでの入出金や不足金の自動振込等便利なサービスを受けることが出来ます。
楽天証券 × 楽天銀行
SBI証券 × 住信SBIネット銀行(ハイブリット預金)
など、同じ系列の銀行口座があると手間が省けるよ!
これ以上銀行口座増やしたくないよ〜・・・
そんな方は、今開設している口座のインターネット口座の設定をしよう!
・ゆうちょダイレクト
・みずほダイレクト
・SMBCダイレクト
・三菱UFJダイレクト
など。入金手数料が無料になったり、簡単に入出金ができるよ。
入出金の手間を省き、『投資』に集中できる環境を整えましょう!
まとめ
- 株式等の金融商品は証券会社を通じて、証券取引所で行われる
- 証券取引所に『上場』している企業の株式を売買できる
- 証券口座はネット証券口座で開設することがおすすめ!
- おすすめのネット証券会社は『楽天証券』『SBI証券』
- 口座開設に必要なワードを理解しておこう
- 証券口座への入出金はインターネット口座が楽ちん!
金融商品の売買に必要なステップはこれで完了です!
あとは、投資したい会社を決めて実行するのみ。投資をして将来に備えましょう!